About SOUBOKUBI

草木美-SOUBOKUBI-とは
私たちは古来から樹木の恵みをいただいて生きてきました。
染色で衣服、木工で家や家具、抽出されたエキスは薬になり、まさに命を支えてきてくれているのが樹木や草です。

草SOU 木BOKU 美BIとは、
その草や樹木の恵みを最大限に生かし、そして生活に美しさと潤いを与えられるような製品を作り人々へ送り届けたい、という願いを込めています。皆様も是非、草木美を全身で感じてください。

デイゴ保全プロジェクト

株式会社木風は、2017 年より南西諸島の内薩南諸島南部に位置する奄美群島加計呂麻島の指定文化財諸鈍デイゴ並木の治療を行ってきました。
この並木は推定樹齢 300 年以上の樹木が多く、島の歴史を象徴する貴重な財産であり、大事な観光資源でもありますが、人間による根の踏圧や老木化、病虫害によりかつては 85 本あった 65 本にまで減少しています。
今後もデイゴ並木を維持するために、地域を巻き込んだ形で保全活動を継続していくことが必要不可欠です。

そのため、サーキュラーエコノミー事業を視野にいれ、デイゴや奄美群島に自生する植物オイルの抽出や地元の伝統工芸で商品開発を行うことで管理費を創出するための商品を開発することになりました。

樹木環境保全と地域産業創出によるサーキュラーエコノミー

地域産業とのコラボと治療した樹木から採れた材料で作る商品で、売上を樹木治療の費用へと循環させていく、サーキュラエコノミーを目指しています。

SOUBOKUBI PRODUCT -草木美の商品-

樹木医×染色家×行田足袋

草木染め地下足袋は、埼玉県営さきたま緑道・花の里緑道の樹木医による企画によって誕生しました。
行田市の足袋メーカー武蔵野ユニフォーム様のご協力で海外で大人気のSAMURAITABIとのコラボ商品となっています。
さらに染色は草木染め手織り工房志楽さんによる手染めで、優しく深い味わいのある美しい染色が施されています。

樹木医×染色家×芦徳集落の手仕事コラボ

天然藍染・草木染工房みどりやの染色家井村聡子氏が、樹木医後藤瑞穂と出会い、大島紬の工法を取り入れたデイゴ柄の浴衣を作りました。
この浴衣は、藍染の抜染に、紅型の技法を使って顔料で色をつけ、薄く泥染を全体にかけ、大島紬の技法を参考に独自の色を出しています。デイゴ柄のデザインは樹木医の専門的な立場から指導しています。
最後の仕上げは芦徳集落の住人達が丁寧に手縫いにより行いました。

デイゴ・クサラ・サガリバナの商品開発

諸鈍デイゴ保全プロジェクト
お茶の水女子大学の森義仁教授(薬学博士)とアフガニスタンチームに協力していただき、地元の皆様からいただいたご意見やアイデアをもとに、加計呂麻諸島で生育する植物を活用した商品化に向けた研究をしています。